かわいい石鹸

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この10年間で、ウエディングの状況も随分変化した。いろいろな側面で変化を見せているが、中でも引出物の変化が意外と顕著である。20年前と比較するとその変化はさらに顕著に理解できる。

ある市場調査では、カタログギフトが引出物全体の70%を超えるシェアだという結果が出ているが、ブライダル市場では、20年前に一部の百貨店がせいぜい20品目程度の商品をA3の二つ折りのパンフレットにまとめた程度のものだった。一般商品としては、シャディがすでにカタログギフトとして確立していた。

引出物は、日本のしきたりからすると、「忌み言葉」に抵触しない物で、贈る個数は奇数個、つまり、3品か5品が一般的であった。

特に大都市圏では、2~3品が一般的であった。地方になると5品という地域もあったが、個数のみならず、品物の種類も大きく変化してきた。

以前の日本のしきたりや習慣からすると「忌み言葉」に抵触しない物、つまりは、壊れる、破れる、切れる、割れるなどを連想させる品物はふさわしくないとされた。そうすると、自ずと金属製か木製のものしかなくなり、持ち帰りの都合を考えると金属製は重くなるので、自ずと漆器しか残らないのだ。そのため、バブル崩壊前のブライダル運営者にとっての古き良き時代には、引出物に占める漆器の割合が非常に大きかった。

ところが、漆器は値段も高く、当時はあまり魅力的に映らず、バブル経済の崩壊とともに守り続けてきたしきたりや習慣も崩壊し、忌み言葉を気にするよりも、品物のバリエーションに大きな興味を示し始めた。漆器は、樹脂にとってかわられ、多くの漆器業者はこのタイミングで縮小していった。以前は、包丁など刃物などとんでもないと思われていたのが、今ではキッチンセットなど刃物も引出物のバリエーションに完全に含まれている。

時代とともに、金額も若干高くなったが、少なくとも大都市部では、ほぼほぼ記念品と菓子という2個セットが一般的になっている。しかし、会場によっては、婚姻数や施工数の激減による減収の結果、「しきたりや習慣からすると」などと、以前同様3品を進めることも目にするようになってきた。

しかし、当日の挙式披露宴のフローは、媒酌人がいなくなってしまったことを除けば、さほど変化がなく、披露宴開始前の迎賓は激減したが、送賓は必須フローとなっており、そこで配るプチギフトも確実に配られるアイテムとなった。品物の価格は据え置きでも、クォリティの低下が目立つ昨今であるが、その中でつい先日送賓グッヅに素晴らしくふさわしい商品を見つけてしまった。

今年の夏、私の自宅がある北海道に行った時のことだったが、家の前のイーオンに行って、お土産などを見ていたら、ハート型の石鹸だが、その色合いがパステル調でとてもあったかい感じのなんとも言えない色で、石鹸なのに食べたいとさえ思うような形状と色合いであった。色は、人の印象を大きく左右し、例えば、カラードレスなどヨーロッパのドレスが魅力的に映るのは、日本ではなかなかお目にかかれない微妙な色あいが大きな要素のひとつだと思う。私は仕事柄、こりゃ送賓グッヅにぴったりと思ったが、大きさもそんなに小さなものではないので、値段的に合わないだろうと思い値付けを見たら、1個200円だった。思わず3色あったので全色買い、東京に戻って調べたら、扱っている会社が東京だったので、さっそく問い合わせをして販売に至った。

恐らく、もらった人の印象も心温まるものだと思うので、ぜひ試していただきたい。ちなみに、掲載サイトは下記のURLなので参照していただきたい。
https://www.your-style-wedding.com/

※この商品は完売し、取り扱いを終了しました。

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