朝起きると、寝室がヒヤッとするので、思わず寒暖計をみたら10℃でした。いよいよ冬のプロローグといった感じです。季節は冬に向かいますが、社会やブライダル市場は、第6波の懸念を残しながらも、コロナ禍終息感を感じがします。ブライダルは、季節で言えば、まさに「春」です。私が暮らす北海道は、長い冬が終わり、残雪の間から「ふきのとう」が顔を出し、「福寿草」が白い雪の中に黄色の花を咲かせる頃、春の気配を感じます。人の心は踊り、何か分からない期待と希望で一杯になり、とても幸せな気持ちになります。ブライダルにとって、今がまさにその時期のような気がします。
ニューノーマルスタイルという言葉が独り歩きするブライダル業界でもありますが、どんな物事も、時代と共に少しずつ変遷していきます。この約2年間のコロナ禍によって結婚式という概念やイメージも大きく変わった感もあると思います。しかしながら、私たちにとって大切なことは、そこにある「本質」です。結婚式の主旨も表現するスタイルが変化しても、その本質は変わることはありません。すなわち、二人が幸福であること。そして、幸福になること。その儀式のサポートを我々ウエディングプランナーが実現の一助になること。挙式、披露宴が終わったときに、お二人やご両親様から「ありがとう」と感謝されること。それが、我々ウエディングプランナーの本分であり、その「ありがとう」という一言を糧にこの仕事を一生続けていくことが、私は最も大切なことだと、今でも真剣に思っています。IWPA JAPANも正直申し上げて、このコロナ禍で、継続が危ぶまれるほど、相当大きな打撃を受けました。そんな状況ではありましたが、会員の皆様の中には、このコロナ禍にも関わらず、売上を着実に伸ばしているメンバーの方が少なからずいらっしゃいます。私たちは、そうした方々から、逆に私たちが元気を頂きました。本当にありがとうございました。これから、会員の皆様のお役に立てるような情報を定期的にお知らせしていこうと思っております。