大事なのは目的。誰のため?PartⅡ
国政に限らず、物事の本質として、目的がどこにあるかということは、非常に重要な事であり、「国民のために」とか「顧客のために」ということが本当の目的であれば、それは皆が応援すべきことだと思う。しかし、残念ながら、ほとんどのケースは、その個人の利益のためだけに行われていることが多いのである。
与える方と与えられる方がWIN-WINの関係ならば大歓迎だ。しかし、与える方が一方的に潤い、与えられる方が損失を被るだけなのであれば、それは許されざることだ。ましてや、素人にとって専門分野の人が目先を変えて伝えることで、素人は信じてしまう。
本来、正しいことにあえて反論し、問題提起をして、重大な問題のように思わせることで、大衆を注目させ、そこにビジネスや私的思惑を発生させ、結果的に本来の大義となんら変わりないという結論に導く。素人は、専門的なことは、分からないのでなんとなく納得した気分にさせられる。そうしたところで素人は、専門家の巧みな手法で騙されてしまうのだ。
こうしたことが、法曹関係者の行うことであるならば、断じて許されることではない。
ブライダル業界にも、こうした自分の利益のために、儲けが望めないビジネス、場合によっては損失を出しかねないビジネスへの勧誘を進めている輩もいるということを認識すべきだ。
法曹関係者であれば、当然消費者を守るべき法律「消費者契約法」は把握しており、これらの輩の行っていることは、完全にこの消費者契約法を逆手に取ったビジネス手法である。ウィルス対策ソフトを販売している会社が、ウィルスを作って流しているのと同じことだ。
もし、百歩譲ってこうした輩の意向が仮に私の指摘と違っていたとしても、このように感じてしまうのは、セミナー募集のタイトルに問題があると思われる。我々が生業とするサービス業の世界でも、奉仕する側の意志に反した結果になったら、それは表現、説明が悪いからそうなったというのと同じである。もっと愚直に考え表現すれば、このような募集タイトルにはならないはずだ。本当に、ブライダル業界のことやフリーランスウエディングプランナーのことを考えるのであれば、フリーランスウエディングプランナーに損失を与えるかもしれないビジネスへの勧誘などしないはずだ。
私的には、このようなことをこの場をお借りて発言しても、なんのメリットもない。しかし、こうした輩の言動に騙され、実質被害を被っている人もおり、その悪影響や詐欺的行為が私の運営しているIWPA国際ウエディングプランナー協会の会員たちに及んでいることを黙って傍観しているわけにはいかない。
小池政治も本来中身がないので、ゆくゆくは消滅していくと考えられるが、彼女の発言を聞いていても、常に結論がない話である。結論をきかれると訳のわからない無意味な英単語を多用して何だか分からないうちに煙に巻いて時間切れでいつも答弁が終わってしまう。
これは、机上論という詭弁で有り、ヒトラーや米大統領選時におけるトランプ氏のポピュラリズムという手法だとも言われており、大衆を操作する時に、全く関係ないことを例に挙げ、大衆をそこに集中させることで問題をすり替えてしまうという手法だそうだ。また、戦争などでよく用いられる手法のようだが、仮想敵国をあえて設定するのも同様の手法のようである。
我々、ブライダル業界でも同じ手法で集客している人たちも多いので、特にある種低迷しているブライダル業界だからこそ、こうした策にはめられる個人や企業も多いと思われる。お金に余裕がある個人や企業は勉強や経験と考えればそれでもいいと思うが、特に経済的に余裕のない個人事業主や零細企業は、ちょっと調べれば、疑問を解消してくれるところはたくさんあるので、そうしたところを利用することをお薦めしたい。
法治国家日本において、慣習的に行われていることに、法的なメスが入ることはそうそうない。老齢国日本にとって、GDPが上がることに関する慣習的なことや伝統的なことには、明らかに違法であること以外、グレーな部分においては、おおよそ大きなメスを入れることはないと思われる。
メルカリという通販サイトがあり、その実態を見ると、まともな人間のやることとは思えないところがあるが、実際には大勢の人が利用している。これが20年前の日本だとしたら、スマホというある種インフラの整備がなされていないことを考慮しても、間違いなく大衆に支持されることはなかったと思う。時代の流れと言ってしまえば、全てが片付いてしまうが、このような厳しい時代だからこそ、目の前のニンジンの意味をしっかりと考え、本当のメリットを考えて選択すべきではないだろうか。
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